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ヌォーグ2491  第9話 2490-vii  慟 哭 あとがき
 2013年の「作者の独り言」からの転載になりますが、この9話のリオの回想シーンで、「オルジェニアンとは何なのか、何故作られたのか」が少しずつ明らかになってきました。ぶっちゃけオルジェニアンは「ディルとパルミナのストーリー」に必須な要素ではありません。でも、生命科学が進歩した未来、人間はどうあるべきかを考えたときに、このような組織的な存在が必要になってくるのではないかという私の思いが生み出したものです。将来、要不要にかかわらず、人類は自らを遺伝的に改良する時代が訪れるのではないかと思っています。自分の体を改造するのは自己責任として、子孫への影響が問題になるでしょう。ヒトゲノムの発現形への影響を調べ尽くすための壮大な実験国家、それがオルジェニアなのです。 「その女性科学者はいかにしてオルジェニア創始者=『偉大なる母』となったのか」という話もいつかは書きたいと思っているのですが、いつになるやら・・・。
 描きたい話と言えば、FD社のナリタ女史もですね。第2話から再登場を果たしたと思ったら、現地法人の社長さんに出世してましたが、ヌォーグ兵器化の立役者という重要な役所なので、描きたいと考えてるヌォーグシステム開発秘話では準主役となるはずです。もちろん本編でもまだまだ彼女の出番はありますが・・・。
(2016年5月22日) 
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